HOW MANY S凸UDS TO LEGOLAND ?

レゴランドまで何ポッチ?旧世紀に最も賞賛された玩具への追憶と追悼
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毎年夏(2008年は7月24日-27日、プレビュー・デイは23日)に、アメリカはカリフォルニア州サンディエゴで行われる、アメリカ最大のキャラクター商材のコンベンション、それがCOMIC-CON(コミコン)です。
詳しくは、公式サイトwikipediaをチェックしていただくとして、HMSLでは、LEGOとの関連を少し触れておこうかと。

キャラクター・ビジネス、キャラクター・マーケットとして、ハリウッド映画(LEGO的には言うまでもなくStarWars、SpiderMan、BatMan、IndianaJones)資本の参入を得て一大消費市場に膨れ上がった【コミコン】は、米国市場を重視するLEGO社としては無視できないイベントになりました。
米国オタクの熱心なオピニオン・リーダー層、及びオタク・メディアを相手どって、プレゼンス(存在感/意義)を示すべくLEGO社の宣伝広報が動くため、コミコンのタイミングで何らかの新情報が流されるのが、ここ数年のトレンドになっています。

昨年2007年は、StarWars新規アニメ『CloneWars』の先行告知に合わせてLEGO社も参入することを示すティーザー・ポスターを展開しましたし、今年2008年は下の写真の通り、インディ・ジョーンズの200ピースのオリジナル・セットを限定500箱配布すると告知しています(写真クリックでTheBrothersBrickの記事に飛びます)。

キーワードは、もちろん【Exclusive(来場者限定)】というところ。ブースに来てくれた人に、何かお得なことがあるよ!と煽ることで、会場での存在感と発信精度を上げようという意図が大事なわけですね。
[7月26日追記]
限定セットがCOMIC-CONで発売されました。
気になる中身は、米国LEGO公式ファンジン BrickMasters に付属したジープに毛が生えたようなセットだった模様です


ところで。
LEGOジャパンの直江さんによると、今年の東京おもちゃショー2008にLEGO社が十数年ぶりにブースを出すそうです。
東京ゲームショーにおける任天堂の流れと同じく、縮小していく日本市場の中で孤高を保つことの是非、一般玩具ショーと距離をとることの一長一短が、今年はウェイトを変えたのでしょう。

直江さんのトークショーというのは充分Exclusiveだと思いますが、それに加えて何か物欲を煽ってくれないかな?な~んて、オタク層の一人としては妄想を振りまいておきましょう(笑)。
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■1【歴史学用語】欧州史における学説の一つ。(一般には『暗黒時代』と呼称。)
欧州史に於いて、古代ローマ帝国崩壊からルネサンス開幕までの中世ヨーロッパ世界を総じて、文明の発展が長く停滞したと言う見解を指して呼ぶ言葉。

■2【LEGO用語】転じて、子供時代にLEGOから離れてから、再びLEGOを趣味とするまでの空白期間のこと。
文化文明発展が阻害された時期=LEGOに触れていない時期をなぞらえて呼ぶ言葉だが、さらに詳しい理由は「続きを読む」参照のこと。

■3【LEGO俗語】日本のネットコミュニティの一部では、「倦怠期」「LEGO熱の冷めている短期的な時期」「LEGOに触っていない時期」を指して「暗黒期」と言うスラング化している。
使用法は「この冬は仕事が忙しくて暗黒期だったから」「プチ暗黒期」「このブログで、なんとか暗黒期を脱出できそう」など。
avatar
【名-1】 (神の)化身{けしん}、権化{ごんげ}、具現{ぐげん}
【名-2】 《イ》アバター◆ネット上での仮の像。
     例、掲示板に書き込むときいつもその人が自画像のように使うアイコン

■Brickshelfの検索タグ「Avatar」アバターとは?■
Avatarジャンルは、
「LEGOに直接関係無いけれど参考になりそうな画像情報」または
「ユーザがどういう認識でアップしたか分からないが、とてもLEGOに関係あるとは思えない画像」
がレッテルされています。
前者の代表的な例は、自画像(ジャンル名はこれに由来しています)、作品分類アイコン、インスパイア用資料(宇宙船のアートなど)、BIONICLE擬人化イラスト、等です。
後者は、エッフェル塔の写真や、ピンボケのテーブルの上の食べかけハムエッグなど。

■アバター指定された場合の問題点■
アップロードしたファイルは検閲時にAvatarに分類されると、「Recent」フォルダに表示されなくなるので、S/N(Sign/Noise)比--有意な情報と騒音の比--の効率に非常に役立っているわけです。
君のニクルっ娘の色鉛筆イラストは大変上手だと思うが、出来れば君のサイトで見させてもらう方向でどうだろう。

さて、自分の作品画像がAvatarと称されました、何が困るか。

1つ目、非表示効果のため「Recent」フォルダを通過していく「お披露目」の機会が失われることで、不特定多数の世界中のLEGO好きに、自分の作品を目に留めてもらうチャンスが極端に低下します。
もう永遠に、LEGO-BINGOに「いい感じ」と言ってもらえません。大ショック。

2つ目、タグがAvatarへ強制的に上書きされて指定したキーワードが消去されてしまうため、Brickshelfの単語検索で、自分の作品に辿り着いてもらう事が出来なくなります。
傑作の「合鴨」が、Avatarに上書きされて消えてしまったBirdのキーワードでヒットしなかった結果、自分そっくりの「合鴨」モデルが「My Original Work. See My Own Inspiration.」とか言ってアップされます。なんであっちはAvatarになんないのよ。大ショック。

■アバター指定のキモ■
現状、何がAvatarで何がAvatarで無いかは、極めて恣意的なのではと思われます。
検閲スタッフに一定の基準はあるのでしょうが、最終的には検閲スタッフの主観に左右されている様に思えるのです。
例えば、Brickshelfの使用規約を読むと「LEGO商品カタログの全面スキャンのアップは厳禁」である一方で「一部を切り出したものは良い」とされています。
これは、eBayの商品用スキャンであったり、特定のLEGO製品を話題に扱うための画像準備であったり、また新製品リーク情報をアップできるようにするためであったりします。

実例を挙げましょう。
当ブログ『HMSL?』の画像情報を集約保管しているフォルダは、画像アップのたびにAvatarレッテルにされたり解除されたり、時にはBrickshelfからのブラウズでは閲覧禁止(検閲中状態)にされたりしています。
同じファイルのままでも、状態に一貫性が無い。この経験が、私が上記「恣意的/主観的」と述べる根拠です。

■アバターからの脱出■
この状態を快復させるために、私が経験的に上手くいく様だと感じている方策は「新規画像を追加アップロード」することです。もちろん、この時に新たにジャンルキーワードをAvatar以外に指定します。
Brickshelf側で何が起きているかは分からないし、推測でしかありませんが、「優しい検閲官を通る」とでも言うべき現象の結果、翌朝には「Recent」で望み通りのジャンルキーワードで「通過」していることがあります。

■「…で、本当にRecentで見てもらえているの?」■
上に挙げた「Avatar化の弊害」は、Brickshelfが近年構造的に抱えている課題に比べれば、実はたいした問題ではありません。
そのお話は、別の記事にしてみました。御興味おありの向きは、どうぞ。
まずは、長文お疲れ様でした(笑)。
もりひろさんによるLEGOファンサイト『やっぱりLEGOがすき』の略称。

YLSは、1999年春、はっとりさんのLOVE LOVE LEGO周辺に集まっていたLEGOコミュニティを客にして始まりました。
その後、ミニフィグの顔を簡易アバターに出来るスレッド式掲示板の整備を中心に、貴重なレアLEGOを安価に譲るSHOP YLS、ミニフィグ研究やレゴ日記などの企画を続々と打ち出し、管理人の旺盛な好奇心と凝り性で細やかな気質を反映した成長を続けました。

リテール・カタログ。LEGO社が毎年(毎半期?)、問屋や小売店の流通業者向けに発行するカタログ。新製品を中心に、今年取り扱われる製品ラインナップが掲載されている。
流通業者は、市場を見極めつつ先行発注をかけなければならないため、一般消費者に先駆けて配布される。

仁義(…というか業界常識)で、掲載された商品内容はプレスリリースまで一般には秘匿し、公開しないのが原則。
しかしオンライン市場に於いては、競争業者に先駆けて商品名や写真を漏洩し、予約注文を図れば一定の顧客が見込まれるため、世界各地でフライング公開を行う業者も散見される。そうした情報は「小売リーク」として瞬く間にマニアの手によりコピー/転載を繰り返して流通、LEGO社の公式情報リリーススケジュールを弱体化させる一因となる。

以上の理由からRetail Catalogueは、毎年、LEGO社が選ぶ有力サイト関係者の内覧会(Sneak-Preview)と肩を並べて、ニュース系LEGOコンテンツの重要ソースとなっている。

なお、掲載されている製品写真はPreliminary Model(準備稿)であることも多く、製品段階でデザインに修正が入ることもしばしば。
#7904 2006年CITYアドベントカレンダーなどがその典型例で、街シリーズによるアドベントセット好調を受け、今年もラインナップする意思表示と見た方が無難。

International LEGO Train Club Organization
世界各国各地域のLTC(LEGO Train Club)を繋ぐポータル系コミュニティサイト。レゴトレイン分野総本山サイトの立場を担う。
トレインイベントの調整支援、トレインビルドアイデアの集積、トレイン愛好家交流の場として機能。その影響力の大きさから、LEGO社の情報リークも多く、トレインマニアならずとも要注目の速報源としても著名。

LTC(LEGO Train Club)とは、LEGO愛好家の地域コミュニティの中でも、トレイン分野を中心とするグループのこと。
トレインという遊びの必然から「広いスペース」「駅と踏み切りと車庫から始まる街シリーズ風景」「大量の線路部品」などを要するため、それらの分担と共有を図るべく欧米の都市を中心にして自然発生的に各地で結成された。
また、ショッピングセンターや公民館等での「列車が走るレゴの街のシーン」は、一般の(レゴユーザではない)消費者へも大きなインパクトを与えることにLEGO社が着目。2003年頃から情報供与、カンファレンス、イベント器材の貸し出しなどで積極的に支援を行っている。
作品を持ち寄って鑑賞・交流するという意味で、各地のLUG(LEGO User Group)と実質的に同じ組織であることも多く、LUGNETなどのLEGOユーザコミュニティ等においても大きな政治力/発言力を持つ勢力である。

日本においては"主宰"こと現小倉CEOが発起人となり、EJLTC(East Japan LEGO Train Club)を2000年に立ち上げ。「East」と付いているのは、命名当時「日本と名乗ってしまうのも行き過ぎだろう」という配慮から。ILTCOにもアジア初のLTCとして加盟している。



ちなみにILTCO運営者のBarile氏は、2005年12月に来日。
主宰をはじめとするEJLTCメンバーの歓待を受け、お台場クリブリ見学や会食などをして在日中の一時を過ごした