HOW MANY S凸UDS TO LEGOLAND ?

レゴランドまで何ポッチ?旧世紀に最も賞賛された玩具への追憶と追悼
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遅くなって申し訳ありませんでしたが、3月にリリースされたBrickJournal第7号に掲載された、CafeCornerデザイナーのインタビュー記事を訳し終えましたので、お送りします。
例によって例のごとく、大意が把握できれば良いという基準でザックリ訳した「超訳」です。いつもどおり誤訳の指摘は大歓迎です。
それでは、よろしくお願いします。

【原文: BrickJournal Issue 7/p.26-29】


セットの舞台裏:
レゴセット・デザイナーに聞く


弊紙が、Cafe CornerセットのデザイナーJamie Berard(ジェイミー・ベラルド)のインタビューをお届けできることを喜ばしく思う。
LEGO社の製品デザイナーになる前、彼は一LEGOファンであったから、自分がデザインしたモデルのことも、社内事情と会社枠を離れた楽しみの両面を織り交ぜて解説してくれるだろう。
では早速、彼にこのセット制作の舞台裏へと、案内してもらおう。

---まずは、LEGOデザイナーとしての君のことを聞きたいね。

Jamie:LEGO社で働いて、ちょうど1年経ったところだよ。
僕にとっての大きな転機は、 2005年BrickFestで多くのLEGO社代表の人たちと出会ったことで、それからまもなくして会社を辞めてLEGO社と契約したんだ。
大工、測量士、ビデオ編集者、そしてモノレール運転士と重ねてきた僕の経歴は、LEGOデザイナーとしてはちょっと風変わりだろうね。ただ、僕の中で変わらず在り続けたものは一つ、ブロックへの情熱だ。
僕は今もNELUG(New England LEGO Users Group)の一員であることを誇りに想っているし、4歳の時からLEGO Clubの会員なんだ。幸運にも、僕は他の大人レゴファンと違って、暗黒期を体験しなかった。僕にとって、LEGOは常にクールなものであり続けたんだ。

---CafeCornerのコンセプト誕生について教えてくれるかな。

Jamie:
2006年早春に遡るんだけど、CREATOR製品ラインの僕の先輩が、LEGO Direct用のモデル制作に興味はあるかって聞いてきたんだ。Jan BeyerとSteve Wattが、LEGOファンコミュニティにアンケートをやって気付いたって言うのさ、家にビル…そういった建築物にはっきりしたニーズがあるってね!
僕は、Millyard Projectのために一連の建物を丁度作り終えたところだったから、お偉方は僕がプロジェクトにぴったりだと気付いたんだ。
その時点で、僕は$20クラスの飛行機を仕上げただけだったし(#4953 FastFlyersをヨロシク!)、$100を超える商品企画は、僕の目には飛び付きたくてたまらない素晴らしい挑戦に映った。

モジュラー・ビルディング構想は、僕が旧お城シリーズのシステムが大好きだってところから始まった。最近だと、月面基地モジュールシステムのアイデアも好きだ。究極のお城や宇宙基地を構成するために、様々なセクションを結合していくってアイデアにはうっとりさせられるじゃないか。
その考え方を街の建物に持ち込むのは、これから先何年にも渡って継続発展しうる建築ブームを築くのに、最高最良の方法だと思えたんだ。
それに加え、本当に2、3セットで基準を示すだけでも、ファン・コミュニティに対し世界中多くのファン・イベントで共同展示をするための新しい道を示せるポテンシャルがあった。

システムの基礎を固めるために、僕は自分のアイデアを勤続25年のベテラン・デザイナーSteen Sig Andersenに持ち掛けた。彼は、1980年代のお城シリーズの多くの製品に実際に関わった人物なんだ。
僕たちは2~3時間打ち合わせをして、現在のシンプルな接続ポイントが出来上がった。これが、今後作られていく建物全ての基礎になるわけだね。

---「今後作られていく」って言ったね。CafeCornerは、今後シリーズ化される製品の最初の一つ、ということかな?

Jamie:
願わくば、ね。
LEGO Directは、モジュラー・ビルディング・システムを、今年以降も投資していく価値のあるラインと考えている。もちろん結局は、ラインがどのくらい続くかは売り上げが決める。だからもしCafeCornerを気に入ったら、セットを買うことで「今後接続できる製品が欲しい」と言う事をアピールしてほしいな。
僕は、続くモデルのスケッチを既に仕上げている。是非作って、市場に送り込みたいと願っているよ。

---そのセットに関して…何かヒントは?

Jamie:
クールな建物さ。僕はもう既に4つは買いたいね(笑)。

---CafeCornerを制作していく過程で、大変だったことはあるかい?

Jamie:
もちろんさ!
先ず始めに「僕の頭の中にあるアイデアは付き合う価値がある」と皆を説得しなければならなかったし、加えて開発期間中も次々課題が跳び出してきたよ。

こういった2000ピースを超える大きなセットを開発していると、絶版になっていたり使用不可になっている部品を組み込んでしまうリスクが常に付きまとうんだ。ブロックのパレット(訳注:色一覧。もしくは部品一覧のことかも知れません)は、たびたびチェック検討の対象になったし、毎週毎週モデルの中で、部品のいくつかが問題となった。
自転車を組み立てる機械が壊れてしまったために、自転車は同梱できないと言われた時には、僕の頬を涙が伝ったものさ。僕にとっては幸いなことに、その涙を見ていた誰かが、僕に満面の笑顔の輝きを取り戻すため、機械を修理してくれたんだけどね!その日はケーキでお祝いしたっけな。

CRETAORラインのために働いていた時は、僕は常に「自分の製品が子供たちによって組み立てられる」ということに気を配らなきゃならなかった。Directのために働くことになって、今度は、その子供たちの親であるレゴファンのことを考えたわけだ。
どんな製品を買いたがるだろう?LEGOの一般的なマニュアルの範囲内で組み立てられるようにしつつ、どれだけ表情豊かでディテールに富んだモデルを創り出せるんだろう?

このモデルを製作する過程で、組み立て説明書チームは僕と密に連絡を取り合ってくれた。お分かりの通り、このモデルには既存のLEGOセットで一度も試みられていない様な一般的じゃない組み立て技法もいくつか使用されてる。だけど僕は、こういった表現法は、部品に"正しい"ポテンシャルをフルに発揮させる方法を探している大人のファンにとっては、ピッタリのものじゃないかと考えてるんだ。

---この製品は、私が覚えている限り、内装と外壁の色が違う初めてのLEGOセットだよね。セットに含まれているかなりの量のダークブルーとミディアムブルーの部品が、建物の正面から目に入らない様に配置されてる。これは何故かな。

Jamie:
壁の二層化は、現在のレゴ部品総覧における窓の種類不足問題に、僕が思い付いた現実的解決法なんだ。2階の窓を創り出すため、僕は壁に埋め込んでいくことに決めた。この過程で、壁は2ポッチ幅になったんだ。この方法は実際のところ上手くいった。なにせ、 内装を飾っているかの様に大量のブロックを挿し込むことが出来たからね。「カフェコーナーは引越受け入れ準備済み」と表現するのが気に入ってるんだ。あなたが必要なのは家具だけです、ってね。

ダークブルーとミディアムブルーを部品に加えたのは、会社に「もっと明暗の色バリエーションを出してくれ」と訴え続けているファンに対する、僕なりの会釈のつもりだ。色のバラエティは、モデルに対するインスピレーションを高める可能性があると思う。

---開発過程で、他にも誰かファンが参画していたって?

Jamie:
ありがたいことに、その通りなんだ。
LEGO DirectとCREATORラインは、昨年INVOLVE(参画/参与/関係)という新しい企画を立ち上げたんだ。僕たちはそれを、CafeCorner試案評価のフィードバックをもらうために、ドイツからBruno Kurthを招聘することから始めた。彼の助言を経て、試案では灰色だった屋根色がダークレッドの色味に変更され、ホテルの文字がネオンサイン風の透明部品になったりと、劇的な改良が施されることになったよ。
昨年末に僕たちは、ラインの次の製品のために、さらに3人のファンを招聘した。そして僕たちは彼らのスケッチモデルを、ドイツのファンイベント(Frechenにおける1000steinのイベントのこと)に持ち込んで、およそ100人の参加者からアンケートを集約することができたんだ。
大人のLEGOファン・コミュニティに一級の製品と興奮のビルド体験を提供するためには、ファンの関与が僕たちにとって絶大な効果を持つと実感したね。

---コミュニティ、という言葉尻をもらうけど、君の制作している建物群は、特定の年代やストーリーラインが考えられているのかな?

Jamie:
僕なら、自分のを20世紀前半…多分1920年代~30年代…に置きたくなるね。物語はシンプルな方が好みなんだ。皆、"黄色"で"ニッコリちゃん"さ。男女比が1対2だからニコニコしてるんだって言うのかい?…そうじゃない、なんて言えないな。1セットの中でこんな幸せそうな男フィグを最後に見たの…いつのことだっけ?
[了]


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[Frechenの奇跡] 
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みんなのひとこと


>アキバさんは英語より先ず日本語の勉強ですかね。
えーw
アキバ
2007/07/10(火) 09:03 【URL】 [ 編集]
アキバさん>
情報でもありますが、興味深い読み物として楽しんでいただければ何よりです。

>まずは「BrickJournal」を全部ですかね
アキバさんは英語より先ず日本語の勉強ですかね。

shinobさん>
>この人のおかげでFLCも成功したようなもんだからね。
そうそう。この人の思いつきのおかげです。あとMUTCHYさんの情熱(^^)。
はく
2007/07/10(火) 05:41 【URL】 [ 編集]
おつかれさまでした。
なるほど、あの魔法の呪文のような図形の羅列にはこんな意味が隠されていたのか。
この人のおかげでFLCも成功したようなもんだからね。
アタシもちゃんと感謝して、続けて買い続けます。
shinob
2007/07/09(月) 00:38 【URL】 [ 編集]
何はともあれ、
ありがとう…そしてお疲れ様でした。
このように英文の記事は、
たとえ読みたくとも訳す技術なく、
そして翻訳エンジンによる訳ではよくわからないため、
指をくわえて見ているしかありません。
前回、色の問題における質問&レスもそうですが、
貴重な情報を提供していただき、
うれしく感じます。
これからも応援しますので、
ぜひとも継続してください。
リクエストとしては、
まずは「BrickJournal」を全部ですかねv-221
アキバ
2007/07/07(土) 15:10 【URL】 [ 編集]

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